秋山徳蔵　著　「新　フランス料理　全書」初版

数年前に「天皇の料理番」というドラマが放映されました。
秋山　氏は若い頃にフランスに料理修行の為に留学され、本格フレンチを
習得。その後　紆余曲折の後　宮内省　主厨長に就任された方です。
海外の賓客をお迎えしての晩餐会、皇室の面目躍如の為に尽力されました。

この書籍は長年　家族の蔵書として本棚の片隅に残されていましたが、
ご入用の　お方の手元に蔵まる事を願って出品致します。

秋山徳蔵　著　昭和41年発行　初版第一刷　定価6500円
横　約15.5cm、縦　約21.5cm、巾　約8.5cm。ページ数1548ページ
重量は計測していませんが、とても重いです。


最初にページを捲りますと深紅色の(見返し)最後はミッドナイトブルーの見返し！
粋な装丁です。　画像5、6

P1〜P14迄は、古い時代の宮廷料理盛付け作法？のイラストが載っています。画像7
(私達　庶民には一生お目にかかれない！)
(食されなくても一度位は見てみたい　その姿！！)
P15〜P19は著者の序文、P20〜P150迄は解説する料理の目次
その後は、各料理の調理方法、解説を載せています。

経年保管に依る表紙等の外側部分に難点はありますが、
紙面に特筆すべき汚れ、破れ、指垢等は無く、
当時使用された紙質の状態を保っています。
実際に読んだ形跡が薄い事から、未使用(読破されていない)と思います。
以下、難点部分の記載をご確認下さい。

1、前後の表紙一部分に経年による色落ち　画像2(表)表紙)、画像3(裏表紙)

2、天、小口、地(本を閉じている状態で見える紙の状態)に経年保管時の
薄い汚れが一部　見えます。画像3

3、栞(細い紐)を挟んだページに、紐の圧迫に依る破れ跡(数ミリ)画像8

4、おおよそ1295ページから、最終ページ迄
ページ左側　端部分が徐々に少し水分を吸って乾いた極薄いシミ跡がありますが、
見難い程では無いと思います。

当時の定価は6500円ですが、半世紀余が経過していますので、
ご理解下さいませ。
現在では編集が難しい書籍だと自負しております。


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#フランス料理全書