雑誌『工藝』87号

柳宗悦が1931年から1951年の間に発行した雑誌『工藝』の第87号です。


雑誌『工藝』は日本民藝協会の機関誌で、思想家柳宗悦を中心に昭和6年1月に創刊され、昭和26年の120号をもって終刊しました。
柳らが新しく見出した工芸品が次々と特集され、型染・織物・漆絵・版画など多彩な工芸手法で装幀されました。また、中の用紙は厳選された各地の手漉き和紙を使用し、さらに小間絵（挿絵）も芹沢銈介をはじめ民藝運動の同人たちが担当しました。

【目次】
紙漉外伝考：寿岳文章
漉場紀行：寿岳
色染和紙（口絵小註）：及川全三
雑録：寿岳
編輯後記：無記名
特集解説
予告
寄付報告
会員募集
李朝陶磁図譜・編輯柳宗悦・日本民藝協会
支那赤絵大展観・日本民藝館
葛布帖・作竝選・外村吉之介
「道具紋尽し」芹澤銈介画彫・日本民藝協会
香墨紙筆・法帳其他・西欧工藝・鳩居堂
琉球木綿紺絣、真岡木綿和染中形、半麻カーテン地、手織縮、屏風、額、机、硯箱・予告「河井寛次郎氏設計のモデル・ルーム4室」・たくみ工藝店
芹澤銈介氏案特製「工藝」の帙・申込所・日本民藝協会
芹澤銈介作・型染・紙漉屏風・日本民藝協会

装幀：鈴木繁男
小間絵：芹沢銈介
表紙：及川全三
用紙：野州鳥山


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