ELK デラックス60年代初期

鈴木茂氏が若い頃使っていたことでもおなじみ、elkのデラックスです。

ヘッドやその他パーツの形状から初期型と思われます。

ジャガータイプではありますが、ネックはミディアムスケールで程よいテンション感があります。それ故か、ジャガーや、ジャズマスタータイプの宿命「弦落ち」もあまり気になりません。シェイプは細めで薄めといった感じです。

同年代の日本の「ビザール」と呼ばれるギターとは一線を画す仕上がりかと思います。

音色も多彩で、リズムスイッチを入れるとフロントではストラトのようなリアではジャガーのような、よく言うとシャキシャキした音、悪く言うと頼りのない音がでます。ソロスイッチを入れるとp-90のようなパンチのある音がします。

ネックダダリオ10-46を使用
6弦1.8mm1弦1.2mmほどで概ね真っ直ぐです。

前所有者様がすり合わせをしており、この状態でバズの出る箇所はほぼありません。

ただ、フレットの残りは高さから推測するに3割ほどです。

現代的なプレイをしたい方はフレットの打ち替えを視野に入れても良いかもしれません。

注意点
1どの段階でかはわかりませんが一度、ボディ材のつなぎ目のあたりでボディが割れてしまったようです。補修されていますが補修跡が見られ、それ覆うようにしてボディカラーと同色のテープが巻かれています。

2かなり重いです。4キロ後半くらいはあります。それが芯のあるサウンドに繋がっているのだとは思いますが派手なステージングとは相性が悪いかもしれません。

付属
当時物の薄いハードケースが付きます。

補足
都内であれば手渡しも可能です。