リック・マルチネス作　ターコイズ\u0026ケト―デザイン　サンドキャスト バングル

■『RickMartinez　DryCreekturquoise\u0026Ketohdesign　sandcastbangle』です。
長兄「カルヴィン」次兄「テリー」とも伝統的な“ナバホオールドスタイル”の作風を得意とするアメリカで人気の三兄弟です。
ナバホが狩りなどで弓を引く際、手首を守るために古くから身に着けてきた防具「ケト―(ボウガード)」
シルバー伝播以前は皮革で、そこに「蜘蛛をモチーフ」とした模様を刻んでいました。
時代の流れと共にシルバーと皮革を組み合わせたケト―、そしてバングルへと移り変わってきました。
しかし、ケト―は昔から現在でも変わらず神聖視され、儀式では必ず身に付けられる装具です。
「蜘蛛」はナバホの神話で人々を生んだ創造主で、建築、農作、織物などの生きる術を教えた賢者であり「戦神
」とも信じられています。
ナバホならではのトラディショナルなケトーデザインにセットされてるのは「ドライクリーク」
白に近いパウダーブルーのこのターコイズは「SacredBuffalo\"=神聖な白いバッファロー」とも呼ばれ、ケト―にセットするのに相応しい石といえると思います。
また、リックの作品で“サンドキャスト”はレアで、そこも希少価値が高い作品になっています。

【豆知識】
●ドライクリーク・ターコイズ
ネバダ州ランダー、オースティンにある鉱山。
オーナーが興味本位で古い銅坑を掘ると「パウダーブルーの鉱物」と「白い鉱物」が発見されました。
1994年に詳しく分析された結果「パウダーブルーは硬質なターコイズ」「白はアルナイト」であると判明しました。
ドライクリークの石は非常に硬く「スタビライズ(化学処理)」をしなくても“研磨するだけで光沢、強度が充分”だったので、瞬く間に人気が出て高騰、特に白に近くマトリクスが少ない透明度が高い石は高値で取引されました。
その結果、最近は産出量がかなり減って市場に出ることは稀になりました。

■サイズなど／内周136約㎜、幅約10㎜～18㎜、厚さ約(ターコイズ含まず)2㎜。ターコイズ縦約11㎜、横約8㎜、高さ約9㎜。以下現状寸法(開閉により変化)～内直径縦約43㎜×横約62㎜。開口部約39㎜。NAVAJO、作者ホールマーク、STERLING刻印アリ。
※私が着用していたので、キズやクスミ等がごさいます。