ベル・トレーディングポスト社製　ターコイズ　リング　約11号　※ヴィンテージ

■これぞ“ターコイズブルー”というカラー、小さなライン状にパイライトのシルバーウェブが入ったターコイズがセットされた『BELLTRADINGPOST1940年代前半制作　VillaGroveTurquoise　ring』です。
ベル社はニューメキシコ州アルバカーキに1932年開業したインディアンジュエリー工房で、多くのシルバースミス・インディアンを雇い「FredHarveyStyle」と呼ばれる“ツーリストジュエリー”を制作していた有名な工房です。
こちらはアルバカーキのトレーディングポスト「CowboysandIndiansAntiques」でみつけたリングで、フレッドハーヴィー・スタイルの代表的な植物をモチーフにしたフレーム「フラワーデザイン」セットされた石はいるのは1980年代に閉山した「ヴィラグローブ」とヴィンテージでしか見れない作品です。

【豆知識】
●ヴィラグローブ・ターコイズ
ゴールドラッシュで沸いた標高2000mある街、コロラド州「ラ・ジャラ」
いまはその面影はなく、2000人ほどが暮らす。
その街の近くに金鉱跡の『ヴィラグローブ鉱山』がある。
1893年にターコイズが再発見された。
有史以前よりインディアンが採り、使っていた歴史あるヴィラグローブのターコイズ。
その色は深いスカイブルーからロイヤルブルーの質の良いターコイズが多く、美しいスパイダーウェブが入った希少価値が高い石も採れたと聞く。
 1970年代から採掘が散発的になり、1980年代、以前の乱掘により鉱脈が尽き閉山に至った……
コロラドの鉱山はゴールドラッシュで沸いた金鉱跡が多く、採れる石はとても硬く「スタビライズド=安定化処理」を必要とせず、1970年代のターコイズブームによってその価値が高まり、活発に採掘されました。
その結果「キングスマナッサ」「ヴィラグローブ」「レッドヴィル」といった鉱山は閉山となり、現在でも採掘が続いているのは「クリップルクリーク鉱山」一つだけとなった……

■サイズなど／約11号。台座縦約19㎜、最大幅約13㎜、厚さ約(ターコイズ含まず)1.5㎜。ターコイズ縦約12㎜、横約8㎜、高さ約5㎜。アーム幅約3㎜～6㎜、厚さ約1㎜。ベル・ピクトマーク、STERLING刻印アリ。
※ヴィンテージ

材質...シルバー