中学生のやさしい古文

「中学生のやさしい古文」
橋本武
定価:-

#橋本武#本#社会／教育・学習

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古文の勉強が楽しみながらできる、そんな時の指針として役立つように書かれた書。入門編と応用編で構成され、入門編では、丸暗記にならないための勉強のしかたを解説。応用編では、実際の古典をとり上げ、「要旨」「通釈」「テスト」「語釈」「解答」などを収録。ミニ版文学史、ミニ版故事成語を巻末付属。
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約40年以上前に購入したものだが、其が経た時間の長さの割に保存状態は良いと思う。
又、そこかしこに細かい汚れ・キズ・書き込んだ痕が見受けられるのは私個人としては至極当然だし、逆に無ければ不自然だろう位にしか思わない。だが、裏表紙の名前テープが嘗て貼ってあった事で今では変色し、小さな長方形型に残った痕。私にとってはこれは持つ意味が違う。小学校入学に始まる、持ち物全部に名前を書く習慣を私に身に付けさせた当時の風潮や世間体だけでなく親の躾に至るまで、様々な形となって現れ、ある種の強制力を持っていたものの初登場、今思えばそういったものの尖兵とでも言うべき存在がもう既に其処にあった事を示している事を思い出させる。後々闘いを挑むことになるそれに対し、当時は一切の疑念を抱かなかった過去の浅はかな私自身に不甲斐なさや残念に思う気持ちで１杯になる。文字通り、青春の1冊である。私にとっては拘りのある（拘ってしまう、更に正確に言うと未だに囚われている、訳ありの）ものだが、これは裏表紙に限った話であり中身とは何の関係も無い。というか実の所、中身についてはほぼ記憶がないのである。勿論何の思い出もないし思い入れなんかもある筈が無い。これから購入しようとされるならこういった事情(？)を抱えた本であるということを先ず理解した上で御願いしたい（？）。この価格は裏表紙に対して私の気持ちに見合う額を最優先し、それを元に算出した計算の結果である。決して高くはないと私は思う。だが、この価格を高いと取るか安いと取るかはあなた次第である。