コニカ KONICA Ⅱ 50mm F2.8 沈胴カメラ 動作品

KONICAI型から始まりIII型までの一連のシリーズ「クラシック・コニカ」の中のⅡ型の出品です。シリーズで20機種ほどバリエーションがありますが、その中でも、Ⅱ型、ⅡA型、ⅢA型が、沈胴機能、デザイン、性能の面でも好いカメラだと思います。

写真は、腕の善し悪しもあると思いますが、カメラに寄るところも大きいかと思います。特にカメラはレンズが命、ヘキサノン（3群5枚）を搭載していて、テッサータイプのヘキサー（3群4枚）構成より贅沢な作りのレンズです。

スレキズ少なく、レンズもカビクモリも無く綺麗ですが、レンズ先端のフチの部分にあたりがあったので、修復しようと思ったら一寸欠けてしまいました。写りに別段問題はありませんが、気になる方は、ご遠慮頂いた方が宜しいかと思います。

日本で一番古い光学メーカーの全盛期のカメラです。
(財)日本科学技術連盟がデミング賞を1950年に制定して、コニカのカメラは、工作精度、品質が良く十分に使用に耐えられるカメラとして、1954年に受賞しています。
コニカⅡは、1951年発売ですから今年で72歳、現役で活動出来るのも、工作精度、品質の良さの現れでは無いでしょうか………

飽きの来ないクラシックカメラだと思います。
曲線を使ったエプロンのデザインに特徴があり、ダブルヘリコイド式沈胴レンズは携帯性にも優れ、レンズを繰り出すと写真を撮る気にさせてくれるカメラです。

ご検討の程、よろしくお願いいたします。