良色落ち　Margiela 99SS 最初期デニム　本人期　オリゾンティ　50

アーカイブ1999年SSのマルジェラの定番ブーツカットデニムです。

所謂本人期と呼ばれるマルジェラがデザイナーをしていた時代のさらにメンズラインが登場する99年のファーストコレクションのデニムです。

さらになかなか探しても出てこないサイズ50です。

特徴的なのはマルジェラのパンツの定番ディティールとなるフロントのフック。さらに2006年頃から姿を消してしまう四つ糸が見えないようにバックヨーク部分の裏布。Leeの200をモチーフにしたブーツカットモデルでバックポケットの形などはまんまLeeタイプで高めの膝位置から広がるフレアはLevi’sの517とはまた違いとてもモード的な美しいシルエットです。

裾幅も広すぎることがなくブーツカットというよりはシューカット的なシルエットです。

さらにこの素晴らしい色落ちです。マルジェラ本人がわざわざ日本に来て素材探しを行ったという話は有名ですが、当時ビンテージそしてレプリカブームの中で彼の選んだデニム生地が50sなどのゴリゴリなXX的な色落ちではなく80-90年代の色落ちを目指していたところでしょうか？

元々色落ち加工が施されていた物を更に穿き込んでいます。ヒゲやバックポケットのあたりも完璧で初めから加工で付いていたオイル染みも良い感じです。

なかなかこの99年最初期のデニムを見つけるのは苦労するかと思います。またジャケットと合わせてセットアップで売っていたと思いますが、ジャケットの方が数が多くボトムを探している方も多いかと思います。

COMM991が最初期の証。

縫製が素晴らしく、特にスレーキー裏張りがデニムではなく仕立てのスラックスのようで感動します。(10枚目の写真なんかが良い例でしょうか。)

ここまで激しい色落ちのマルジェラデニムはなかなかお目にかかれないかと思います。生地も薄くなっているところなどはなくまだまだ元気ですのでこれからも長く穿いていただけるかと思います。

もちろんアーティザナルも素晴らしいですが本人期の特に初期のアーカイブは今後のモード古着では重宝されることでしょう。探しの方いかがですか？

サイズ
表記:50
実寸　ウエスト:82cm股上:25cm股下:83cm裾幅:22cm